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なかなかデッサンが上達せずに困っています。
違う素材の物を描いても同じようなタッチになってしまい、上手く違いが表現できません。
因みに、利き手は左手です。先生には左利きは有利だと言われたのですが…。

どんなに有利な資質を持っていたとしても、デッサンはやはり沢山描くしか向上する方法は無いように思います。
「学問に王道無し」と言いますが、何につけてもそうだと思うのです。


因みに、利き手が右だと脳は左脳のみが働くらしいのですが、左利きだと両方の脳が働く、らしいです。なので、左利きは右脳の特性(?)とされている空間を大掴みする能力に長けている可能性大です。実際、左利きの絵描きさんは少なくないです。
先生の言葉はおそらく、その事を踏まえてデッサン力が向上するのに有利ではないかということと、あとは激励の意味を込めてのものではないでしょうか。



「固いもの」と「柔らかいもの」の違いをじっくりと観察してみましょう。

大体のものは「固い」「柔らかい」で分けることができると思います。では、それらの差異は何か、という事を改めて考えてみます。




○固いものと柔らかいものでは、光の反射具合、影のグラデーションの出来方に大きな違いがある。
固いものは、光の当たっている所は反射する光も強く白い。影も色濃く、くっきりとしていて、グラデーションも大まかに三段階くらい。
柔らかいものは、光の反射もやわらかく、表面がピンと張っていない場合が多いので、グラデーションも境目が分りにくく、光の色も影の色も薄く弱く、くっきりとしていない。

○固いものと柔らかいものでは、シルエットに違いがある。
固いものの輪郭は直線や綺麗な曲線で出来ていて、シワや窪みやでっぱりもはっきりしている。
柔らかいものの輪郭は、直線的でなく柔らかいブレがあって、シワや窪みやでっぱりの形も曖昧。



次に、「柔らかいもの」ばかりを徹底的に描いてみましょう。そうして自分なりの「柔らかいもの」の描き方を確立してから、今度は苦手な「硬質なもの」ばかりを徹底して描き、その描き方を確立してみては如何でしょう?勿論、順番は逆でも構いません。自分が少しでも手応えのある方を先に確立すると、継続しやすいのではないでしょうか。
その際、色々な表現方法を試してみて下さい。
面で捉えたグラデーションによる描き方、斜線や網掛けで描く方法、線取りのみでニュアンスを描く、等々。自分の表現方法に合った「らしく見える」描き方がきっとある筈です。


最初は質感など全然表現できないというのが普通なので、今現在、質感が表現できていないといっても、さほど問題ではないように思います。
繰り返し描いていく中で、自分なりの表現を見つけ出すまで頑張る執念があるか、もしくはあきっぽいなら頑張る工夫ができるかが大事なように思います。
デッサンがなかなか向上しないという人、デッサンを描くことがあまり面白いと思えない、繰り返して描くことがつまらなくなるという事はありませんか?
自分なりに、どうすればデッサンを楽しんで沢山描くことが出来るか。 まず、そういう工夫から始めないといけないように思います。
絵が上手くなるには、多少しつこい性質が必要かもしれませんね。