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カラーイラストを投稿しているのですが、落選が続いています。何がいけないのでしょう?

何度投稿しても通らないのは、自分がダメだと思っている点ではないところに問題があるということです。

ある心理学の先生は、
「努力が足らない点は? と問うと、大抵の人は、既にやれていてもっと頑張れると思う『長所』を答える」
と仰っていました。
自分が気にしている以外のところに、工夫が必要なのだと思います。
ただ、自分で客観的に見るのはなかなか難しいので、身近な人に見て貰って、感想を求めるのも一つの手です。
あと、コピーをとってみると、生原稿と違って意外と冷静に見られるものですよ。

また、「投稿する場合、デジタルで描いた方が編集部に好まれ、有利と聞きました」というような事を耳にしたりするのですが、何故そんなウワサが広まったのか、実は出版社の人達も不思議に思っているそうです。
確かにデジタルで描く人が多いのは事実です。
但しそれは、データで絵をやり取りできる便利さや、ゲームイラスト等、直接本人の絵をデータで取り込める点で効率が良いだけです。
実際は、PCによって表示される色が違うので、絵の具などで描いた絵をスキャニングするのと、さほど効率は変わりません。
大事なのは絵が魅力的に描けるかどうか? です。
むしろ投稿の時、デジタル絵は上手いヘタが判別しにくく、場合によっては不利になる事も…?


さて、では具体的にどういった点に気をつけていけばいいかですが。

アナタは、体裁よく上手く描けた絵を投稿していませんか?

実は、上手い絵だけを送ってもダメなんです。(←ここポイント!)
まず、上手い絵というのは「奇跡の一枚かも知れない」と疑われます。そして、どうも実際そういう人って多いらしいんです。
「奇跡の一枚」もいいんですけれど、やはり通常の状態の絵が採用の基準となります。
では、まだ技術が未熟な場合(最初は誰でも大概そうです)、どういう絵を描いて投稿するのが良いか? というと、
まだ上手く描けなくても、オリジナルの表現やモチーフに挑戦して『失敗している作品』の方が選考者の印象に残り、評価が高いのです。
ウソみたいですが、本当の話。カラーでもモノクロでも、違いはありません。


『失敗している作品』が採用される率が高いのは何故?

漫画もそうですが、挿絵は『自分の好きなモノを、好きなように、好きなだけ描く』のでは仕事になりません。
不得意なモノも不得意なポーズも、頑張ってカッコよく描こうと挑戦する人かどうか。技術より、仕事を任せられる人間性かどうかが採用の最大のポイントなのです。
絵は技術で描くものではありません。心で描くものです。
技術向上も決して悪くはありません。でも、形ばかり整った絵より、描いた人が何か伝えたいものがある絵の方が印象に残るとは思いませんか?
今まで目にした挿絵や漫画で、そういった経験はありませんか。

自分以外の人と価値観を共有できる『意識』が生まれれば、プロになれます。

まず最低限、普通に何が描いてあるのかが判る(伝わる)技術は必要です。
次に、仕事としてやっていける『考え方』を身に付けることです。
これは、とにかく沢山の人に自分の作品を見てもらわないと。自分が求めたのと違う評価や反応が返ってくることもあると思いますが、これによって自分の独りよがりな世界から出るきっかけが出来ます。そうすることによって絵を描く意識が自然と変わり、人に伝えるポイントがわかるようになってきて、急に絵がうまく描ける様になりますよ。これホント!
「いかに自分が前向きであるか」を売りにしてみましょう。勇気を持って、果敢に挑戦した失敗作を投稿してみよう! 勇気は人の心を動かします。高いハードルに果敢に挑戦した結果、それが失敗作であっても投稿してみましょう。挑戦している姿というのは、人の心をキュンとさせます。そうして編集さんが最初のファンに(サポーターに)なってくれるのです。

そんなわけで、わけのわからない将来性を期待させるのは、投稿の最大の武器(ポイント)です!